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・東南亜マレーポリネシア系メラネシア系の土着民:祖霊神霊崇拝の探訪見聞 ・自然信仰に関わる珍談、奇談 ・自然信仰全般、特に私が関わるアフリカ土俗死霊崇拝の逸話 ・信仰に関わる人々の生き様など
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2011/01/18
03:58:34
一昨日、隣の自動車修理屋で飼っている子犬が頭を轢かれ死んでいるのを、家族の祖母が見つけ、誰が轢いたのだ何だと大騒ぎをしておりました。結局のところ、息子の妻が早朝出かける際に、たまたまタイヤの下で寝ていた子犬を見過ごし轢いてしまったようなのです。可哀想だの哀れだの、お婆さんは私の妻に訴えておりました。丁重に埋葬するかと思いきや、定期的に廃油を取りに来る廃油回収業者にあげてしまいました。埋葬する為では無く、折角だから食べてもらうようにあげたのです。


当地は犬食の習慣が有り、轢かれた犬は即座に誰かしらが持っていってしまうのです。犬泥棒もしょっちゅうです。犬猫専用クリニックなども、最近は結構増えましたが、その獣医も酒のつまみに犬の丸焼きや犬スープなどを食べているのを見ると、「何だかなあ・・・」と言葉になりません。しかし、よくよく考えれば我々は豚・鶏・牛を頻繁に食べて居りますし、これらの動物も犬・猫と何ら変わりは有りません。キューバ滞在時代の1991年、共産圏が崩壊し、アメリカを主体に資本主義諸国から経済制裁を受けるキューバは、ソ連の後ろ盾が途絶え、一気に物不足が加速し、併せて食糧難に陥りました。その為、食用に豚や鶏を首都のど真ん中の家屋(といっても人民アパートです。)で皆が皆、飼うようになりました。私も、子豚を一匹買い、予備の食用として飼ったのです。小さい家ですから、ほぼ座敷豚となり、「ケケタ」という適当な名前もつけてやりました。ご存知の方も居られると思いますが、豚は犬や猫のように人によく懐くのです。外出から帰って来ると喜ぶは甘えるは、犬や猫と全く変わりは有りません。客が来れば寄って来て、おべんちゃらを使ったりもします。ただ、物凄く食べるのには閉口しました。月日が過ぎ、体が発育し狭い家で飼う事に懸念を覚えましたが、情が湧いてしまい潰すに潰せません。私が懇意にしていた黒人のヨルバ教イファのババラオ巫術師が或る日訪ねて来て、ケケタを見て一言「うまそうに育ったなあ!」と感嘆し、さっさと潰そうではないか!というのですが、私が躊躇すると、「オマエが外出した時に、仕事しといてやるから、合鍵を渡しとけ」と有無を言わさず決めてしまいました。翌日一日、家を空け夕方戻ってみると、ケケタは肉から内臓から骨まで見事に解体されておりました。彼ら巫術師は、呪術の度に羊・豚・鶏・大鼠等々の血を生贄として奉げ、残った肉類は恵として頂くことになっているのです。熟練ですから、食肉解体業者も顔負けの腕前なのです。私が項垂れていると、「ハハハハ!!!」と高笑いしながら、ステーキやチチャロネス(豚皮の下についた脂身の唐揚げ)を巧みに調理し、出来上がったものを勢いよく食べ始めました。私が躊躇していると、「愛情を注いだぶんだけ、たっぷり喰ってやるのが道理だ。さもないと祟られるぞ!ハハハ!」と解かったような解からないような道理で強引に食べさせられたのです。


思えば、彼らのDNAには奴隷という過酷な運命を背負い生き抜いた、生え抜きの先祖の血が流れています。甘ちゃんな姿勢では、この世は生きられないという姿を見せ付けられた思いでした。ラオスカンボジアでは犬食が一般的ですが、充分に蛋白質を得る為にはシャラクサイ考えは御法度なのです。実際、昆虫類も多彩な料理が有り、古の昔から動物などが中々捕れなかった場合は、昆虫が代替えになった証拠なのです。



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