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・東南亜マレーポリネシア系メラネシア系の土着民:祖霊神霊崇拝の探訪見聞 ・自然信仰に関わる珍談、奇談 ・自然信仰全般、特に私が関わるアフリカ土俗死霊崇拝の逸話 ・信仰に関わる人々の生き様など
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22:35:22
刺青

古代インド・バラモン信仰を受け継ぐカンボジア・ラオス・タイには、独特な呪いの方法があります。刺青です。古代バーリ・サンスクリット文字による呪文と呪画を全身に刻む、もちろんポイントのみの場合もあります。古代のインドシナは、領地争いで各国の紛争が絶えませんでした。担う兵士は、自身を霊的に庇護する為、進んで刺青を彫りました。現代は、軍人や警察官は例に漏れず、策略の絶えない政治家や野心もちの商売人、俳優や歌手といった芸能人までも名高い「霊能彫り師」に施してもらいます。裏社会の方々は言うまでもありません。出家し、自ずと悟ったお坊さんにも全身彫りこみ姿をよく見掛けます。個々が抱える問題・今後の願望を、この刺青に託すのです。日本において、ヤ○ザ屋さんが彫っている刺青を自衛官・警察官・政治家・芸能人が彫る事は有り得ません。稀にそっち系の演歌歌手や俳優さんはいるかもしれませんが・・。従って、この刺青は御利益の深い個々の環境を調え呪い効力のある、ありがたい刺青なのです。

今から十数年前、タイで会った霊能彫り師が居りました。還俗して間もなかったのですが、既に坊さん時代から名が広まっており、バンコクの隣県パトゥムターニー県の自宅で要望者に彫っておりました。アジャン・ヌー(ねずみ先生;邦訳すると実に情けない名前ですが・・)という方で、高床式でお世辞にも綺麗とは言えない家に、希望者が長蛇の列を成していました。この彫り師は5・6年前よりマスコミに取り上げられるようになった結果、ちょいちょいTVに出演するようになり、有り難い説法や刺青の講和をしています。ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリー(ブラッド・ピットの奥さん)も、バンコクを訪れた際、噂を聞き訪れポイントで彫ってもらいました。背中左にハーテウ(五列の呪文)と、背中下部にスア(虎)を入れてます。TVや雑誌で気の付いた方々も居られるでしょう。ハーテウは良しとしても、スアは基本的に男のみなのだが・・・。アジャン・ヌー自身が、「右見ても左見ても争い事が絶えない人間。男のみ!!」と断言したのに・・。やはり、タイに本物の術師は無くなりつつ有るようです。そんなこんなで、インドシナは霊的(?)な話題が絶える事は有りません。

「耳なし芳一」を思い出しました。あれだけ全身に呪文を認め、片耳だけ捥ぎられたのは府に落ちません。あのように全身に入れたなら(認めたのみですが・・)片耳のみ無くても、悪霊は近づけない筈なのですが・・・。やはり、物語りを楽しませる設定なのでしょうね。
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00:48:46
男に騙されて亡くなる・子供も産まずに亡くなる・男性経験が無いまま亡くなる等々、このような女性は成仏せず巷に留まり浮遊します。例えば、行方不明になった女性が居たとします。カンボジア・ラオス・タイの特に地方の貧しい家庭(大半です。)は、未だに子沢山の家族が普通であり、女子のひとりふたりが不明となっても平気な親が結構います。平気で無くとも、努力して捜索しません。警察の協力も????です。何事も努める事は駄目ですね。従って、亡くなった場合は(運が無く偶然にも発見されず)慰めを享受出来ず恨みつらみを抱え彷徨うわけです。この類の霊は汚濁した下水に棲み、月経として排泄される血を待ち、目的に合う女性に憑く機会を待っています。幸せそうな不特定多数の女性に嫉妬心旺盛に獲り憑く為です。

以前、当方の妻が憑かれた事は申し上げました。当方の妻は、ラオスの地方出身で少数民族の出であり、霊的な風習が今でも強く残る土地柄です。そのような環境で育ち、霊的センスは抜群です。そのような点から魅入られたのでしょう(もちろん妻の霊的体質も関連)。二年ほど前、急に生理痛が酷くなり、医者に見せたところ若い女性には有りがちな事、という結論で済まされました。しかし、その酷い生理痛は異常で、毎月妻を苦しめたのです。去年あたりからは、生理痛に加え、食欲不振(痩せ細る)・血の気が失せる、といった症状が現れて稀に幽霊のように見える事も有ったほどです。この間、何もしていなかったわけでは無く、首都ビエンチャンの大きな病院で検査、更にはタイにも足を運び病院にて検査しましたが、何れも異常なし・・・・。呪術師に診てもらい処方を受ける以外無いとなり、妻の実家のあるラクサオ(ベトナム国境、首都から600キロ)に居られる高名なカンボジア系(南部出身)還俗坊主に診断頂いたところ、子供を身篭って亡くなった若い女性の霊が、風呂場の裏手にある垂れ流しの下水溜りに棲まい、妻の生理中の血の残滓を吸ったのを機に獲り憑き、妻の血液を搾り取っていたようなのです。早速、排除を依頼しました。妻の子宮部に獲り憑き、かなり根を張っていた為、排除に三日間を要しました。妻の話によると、最終日の施術で排除した悪霊がいた子宮部分に腹の上から薬草を塗り込まれたらしいのですが、その後一月以上痛みが和らぎませんでした。現在は正常に戻り、生理にも問題が無く、食欲も旺盛で見違えるほどです。呪いや呪い師に関わり、一番近くに居る家族の問題を霊的に判断出来なかった当方は面目丸潰れでした。早期に判断出来るわけですが、常に冗談を言ったりするのが好きな妻の言動を軽んじてしまい、現実的判断(病気=病院)のみに固執してしまったようです。やれやれな話です・・・・。

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2009/09/23
15:10:44
昨日、当方の家の近所の雑貨屋で、どう見ても田舎の少数民族出身の年配と青年が、軒先のテーブルに腰掛けジュースを飲んでいました。こちらでは目が合うと、どちらともなく「サバイディー(朝・昼・晩、オールマイティーな挨拶)」と声を掛けるのが社交辞令。例外に漏れず、当方も「サバイディー」と挨拶をし、先方も返礼をしてきました。テーブルに置かれた双方のコップの底に、何やら黒い塊が沈んでおり、また悪い癖(?)で興味を魅かれてしまいました。「これ何?」と問いかけたところ、両人出身部落(北部フーパン県サムヌアの少数民族)から持ってきた「」との事・・。よくよく尋ねたところ、遠方に出かける際は、必ず故郷の「」を持参し全ての飲み物にを入れるのだそうです。要するに、水にあたらぬよう、故郷ので中和(?)させ害を防ぐのです。

「水にあたらぬよう・・」と書きましたが、自然信仰において、というものはや神の籠もる自然物の代表です。彼らは幼い頃から専用の石を持ち、部落から離れる場合に必需品として携帯するわけです。石に含まれる元素云々はさて置き、石の力というものは、元々籠もる神が表裏を支配し個々が手元に置く事により、個々の先行きを保護する作用が有ります。携える本人を、障害から防ぐ作用が有るのです。特に「川石」、川というものはあの世とこの世の分岐点にあたり、神の集会場のような場所です。両人も各々、「川石」を持っておりました。知ってか知らずか、先祖代々の知恵として自然と携帯するのでしょう。紛らわしい問い掛けをする必要は有りません。解る人には解ります。これが水あたりだけでは無く、あらゆる病害を駆逐するものだと・・。

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2009/10/15
18:46:40
昔とある村に住む平凡な家族が、いつもと変わらぬ日々を過ごしておりました。朝早く、夫婦は畑に行く支度をして、7歳になる息子シータノムチャイに「畑に行きますから、きちんと家の掃除と片付けをするのですよ。あと、弟もお風呂に入れて綺麗にしてあげなさい。」と出て行きました。シータノムチャイは幼いが親思いの良い子、常に親に褒められたり注目されたいと願っております。最近生まれた下の弟も可愛いが、両親は何かと世話を焼き、自身をかまってくれない。それでも、心優しいシータノムチャイは嫉妬をしません。何とか、親を大いに感心させ注目してもらいたい一心で、突飛な事をしでかしました。畑から戻った親は、「帰ってきたよ。言いつけを守ってきちんとやったかい?」と問うと、「うん!!お掃除もしたし、お片付けもやったよ。弟もお風呂に入れて綺麗にしてあげたよ!」両親は、綺麗になった屋内を満足げに見回しました。シータノムチャイは、「ほら見て見て!弟もこんな綺麗になったよ!」と連れて着ました。そこで、両親がみたものは・・・・、腹を掻っ捌かれ内臓全て取り去られ、血液一滴たりとも残らぬ弟の亡骸でした。言われた通り、弟を隅々まで綺麗にしてあげたのです。言いつけを忠実に守り、体中隅々まで洗い流し親の一言で十を知る息子。義務を全うしたおまけとして、弟は既にこの世に居なくなったから、存分に両親の愛情を得れる事になると解釈するのでしょう。項垂れる両親をよそに、両親の言いつけを十二分に達成出来、満足感に浸るシータノムチャイ・・・。間抜けです。

これは、タイに古くから有る民話です。その後、シータノムチャイは丁稚に出され立身出世をするという内容であり、小学校の教科書にも載り、処世術を学べるところが採用基準だったらしいのですが、それにしてもグロテスク過ぎて、子供にはどうか?と思うのですが・・・。まあでもグロテスクなのは、上述した子供時代の部分、大人になるに連れ調子よくちゃっかりと世渡りし社会を学んで(?)いくのです。基本的には立身するまで、こじつけた理屈を学び世渡りせよというようなもの。やはり間抜けです。実は此の民話、シータノムチャイという部分をシェンミャンに変えると、ラオスの民話と全く同様なのです。これは、ラオスの民話であり、タイが自国のものとして主張してしまったわけです。首都バンコクの観光名物となるワットプラケオ(エメラルド寺院)に有るエメラルド仏陀、これも本家本元はラオス・ヴィエンチャンにあるワットプラケオから略奪したもの。当方のサイトでご紹介する「コンクロ」、これは本家本元はカンボジア、これもタイの民話として父ペンと母ブアカリが授かった赤子を、使役霊にするタイ固有の霊に纏わる話と位置づけてしまいました。

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2009/10/20
16:25:05
陽物崇拝

ラオス人はカムボジャ人(カンボジア人)同様、おそらくはシャム人(タイ人)以上に迷信深い。誰かが熱病に罹ったり、ちょっと体を壊したりしても、悪魔が体に入り込んだからだとする。・・・(中略)・・・それは普通はただの木あるいは寄生木の一片を人体のある部分の形に似せたものであって、これをあらゆる悪魔を遠ざけてくれる守護神と考えている。」

上記は今から約150年前、タイカンボジアラオスへ来訪したフランスの生物研究及び探検家であるアンリ・ムオの「インドシナ王国遍歴記」の25章ラオスの一説です。現実主義者である著者は、当時未開の地であったインドシナを周り、不可思議な経験を重ね次第に迷信か否かと葛藤していくわけです。たんたんと綴られた文章に内的な驚愕が表れる部分が多々記紀の中に見受けられます。

上記の守護神は男根です。カンボジアラオスタイでは、陽物崇拝男根)がいにしえの昔から定着しております。生命の源を発する陽物、生産・繁栄・発展・精力を司り、停滞・没落・不振・不和・病を齎す悪霊を排除する作用が有るのです。現代に於いても各家々に祀られた神棚に、立派なモノ(中には可愛らしいモノ???)が一本鎮座しております。小型でも立派なモノ(?)を、特に女性が懐に忍ばせ携帯します。悪質な男性を除ける効果もあるというわけです。店舗などにも欠かせません。タイなどナイトライフが充実した国は、男性向けの店に従事する女性は店舗に据えられた「陽物」を、出勤と同時に合掌し、その日の繁栄を委ねます。男性客万来祈願の図といったところです。日本も男根を大いに崇拝していた時代が有りました。その目的は「豊饒」。現代に至っては、「道祖神」がその名残と言われます。他のアジア諸国にも見受けられ、汎アジア的な崇拝であった事は間違い有りません。この崇拝も形態的に変容しましたが、当地インドシナは現役です。同様の作用を有する崇拝物も有りますが、特に女性に於いての人気(?)は不動となっております。

アンリ・ムオを題材にしましたので、おまけに28章ラオスの一説をご紹介します。

医者は非常に大事にされる。しかしいずれも迷信に凝り固まった藪医者の域を出ない。最も一般に用いられている治療法は浄めの水を病人に飲ませると言う方法であるが、その前に聖なる木綿で病人の腕と足とを括って悪魔の法力が体に及ばないようにしておく。ところがこの方法が実際に効くのであるから不思議である・・・・・

彼は呪術医を否定しながらも、その効果に驚きを隠せないでおります。更に、呪術医が用いる薬として獣の皮・油脂・骨片・糞石などなどを調合し、作用させる(作用する)事にも感心の域を超えた心境が窺われます。現在でもこの方法に全く変わりは有りません。家族で病人が出ると、病院へ連れて行く前に、まず呪い師に診断させ処方を乞うのが普通です。逆に、どこの病院を廻っても一向に良くならない場合も、最終手段として呪い師に委ねます。大半の問題は解決されます。上記アンリ・ムオが目にした処方も、全く同様の方法で実践され受けた病人は快方に向かうのは言うまでも有りません。

当地ラオスカンボジアは、近代的に変貌しつつ有りますが、まだまだ習俗や信仰は深く深く根を張り、その土壌があるからこそ霊的な恩恵を被る特権が有るのです。

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